既婚女性の浮気率が12から21パーセントに割れる理由

既婚女性 浮気率、で検索したあなたは、たぶん今、画面いっぱいに並ぶパーセントの数字を、眺めているところだと思います。
何割が浮気している。何パーセントに経験がある。
専門家の記事が、きれいに整理された数字を出してくれますね。
私も、あの数字を、食い入るように見ていた時期がありました。

でも、正直に打ち明けます。
私は、あの数字の中に、実際に入ってしまった側の人間です。
妻に、証拠として残っているぶんで6年、実際には約10年間、裏切られていました。
しかも相手は、ひとりではなかったのです。

数字を外から眺めていた私が、ある日、数字の中に入った。
そのとき何を感じたのか。そして今、あのパーセントを、私がどう見ているのか。
この記事は、パーセントを並べる記事とは、少し違う話になります。

この記事でわかること
  • 同じ既婚女性の浮気率なのに、調査ごとに数字がまるで違ってしまう本当の理由
  • その1人になった夫が、発覚の前に見ていた小さな違和感と、確かめようとして犯した初動の失敗
  • 数字に振り回されず、自分の状況だけを静かに見るために必要な当事者の視点

浮気率の数字がまるで違う

まず、いちばん大事なことから言わせてください。
あなたが今見ている数字は、どれもが正しくて、どれもが正しくないんです。

いくつかの記事を見比べると、すぐに気づくと思います。
同じ既婚女性の浮気率という言葉なのに、低く出している調査もあれば、驚くほど高く出している調査もある。
ときには、倍くらい違う結果もあります。
数字が確かなものなら、こんなにばらつくはずがありません。

なぜ、こんなに変わってしまうのか。
私なりに調べて、納得できた理由が3つありました。
表にすると、ばらつきの正体が見えてきます。

数字がぶれる要因何が違うのかだから起きること
定義何を浮気と数えるか体の関係だけを数えるか、心の動きも含めるかで、数字が動く
匿名性名前を出して答えるか匿名だと正直に答え、記名だと隠す。同じ人でも数字が変わる
対象誰に聞いた調査か出会いを扱う場の利用者に聞けば、世の中全体より当然高く出る

どこからが浮気なのかという線引きそのものがあいまいで、そこはどこからが浮気なのかという話で改めて考えました。
数える線が動けば、数字も動く。
3つめの対象は、とくに見落とされがちです。
もともとそういう場所にいる人たちに聞いた数字を、世の中全体の姿だと思い込むと、足をすくわれます。
実際に、公表されている3つの調査を突き合わせて、整理してみました。

調査によって動く既婚者の浮気率の幅

同じ既婚女性の浮気率でも、約12%から約21%まで動きます。
どれかが嘘なのではなく、測り方が違えば、出てくる数字も違うというだけなんです。

数字の出どころ

私はもともと、パーセントという数字を、疑いもせず信じるたちでした。
でも、誰が、誰に、何を浮気として聞いた調査なのかを一度ながめてみたら、同じ言葉でこれほど数字が違うのです。
それからは、パーセントそのものより、その数字がどこから来たのかを、先に見るようになりました。

浮気率が現実になった日

ここからが、統計を並べる記事には書けない話です。
外から数字を眺めているうちは、浮気率は、しょせん他人ごとでした。
何人に1人と言われても、うちは大丈夫、と思っていた。
長く連れ添った安心が、私の目を、静かにふさいでいたんです。

でも、GPSがホテルに止まっているのを見たあの日、数字の中に音もなく入りました

そのとき思い知ったことがあります。
統計というのは、自分がその1人になった瞬間、意味を失うんです。
世の中の何パーセントが、なんて話は、もうどうでもよかった。
私にとっての浮気率は、その日から、ゼロか100かの、どちらかになったのです。
起きていないなら私の世界ではゼロ。
起きてしまった以上、私にとっては100パーセントなんです。

不思議なもので、あれほど気になっていた数字が、当事者になった途端、慰めにはならなくなりました。
仲間がたくさんいると知っても、目の前の孤独は、少しも消えなかったのです。

数字の中から見た景色

浮気率を調べているあいだ、私はどこかで、低い数字を見て安心したかったんだと思います。
でも本当に知りたかったのは、一般論ではなく、うちはどうなのか、その一点だけでした。
あなたが今、数字に釘づけになっているなら、たぶん同じです。
答えは統計ではなく、あなたの家の中にあります。

数字より先にあった妻の変化

浮気率を調べる前に、本当は見ておくべきものがありました。
自分の家の、小さな変化です。

正直に言うと、うちのサインは、世間のチェックリストほど、分かりやすくは出ませんでした。
妻が口にしたのは、ママ友、習い事、といった、疑いようのない生活の言葉だったんです。
だからこそ私は、なかなか確信が持てませんでした。

外出が、少しずつ増える。
のめり込むものが増えて、会話が、だんだんかみ合わなくなる。
嘘をつくときの、ほんの一瞬の間。
どれも単体では、そういうこともある、で流せてしまう小ささでした。
今こうして書き出せば一本の線に見えるのに、あの頃の私は、点を点のまま、ばらばらに眺めていたんです。

妻ならではのサインの出方については、女性の浮気に出やすいサインの話に、もう少し細かく書きました。
ここで言いたいのは別のことです。
遠くの数字を追う時間があるなら、その目を、隣にいる人の変化のほうへ向けてほしい。
数字は、あなたの家では何ひとつ測ってくれません。

私に足りなかった目

恥ずかしい話ですが、私は数字を調べる時間はあったのに、隣にいる妻の変化からは、目をそらしていました。
点を点のまま眺めて、線につなげようとしなかった。
つなげてしまうのが、こわかったんだと思います。
数字を追う目があるなら、その半分でいい、隣の人の変化へ向けてください。
私にいちばん足りなかったのは、それでした。

確かめようとした初動の失敗

では、どう確かめればいいのか。
ここは、私がいちばん間違えたところなので、正直に書きます。

私は、妻に無断で位置情報を見ました。
買い物を頼もうとして開いたのは、本当です。
ただ、GPSがホテルで止まったあとも、私はその画面を見続けました。
でも、これは反面教師として読んでほしいんです。

無断で集めたものは、夫婦でも証拠にならないどころか、かえってあなたを不利にします。
私は、確かめ方そのものを、動く前にきちんと相談しておくべきでした。

皮肉なもので、私に確信をくれたのは、位置情報ではありません。
決め手になったのは、妻からの折り返しの電話でした。
かけても出ず、1時間半してかかってきたその電話の後ろが、物音ひとつしなかったんです。
生活の気配のない、静まり返った空気。
長く連れ添った私には、その静けさだけで、じゅうぶんでした。
手段ではなく、いつもの嘘の気配。
私を動かしたのは、結局それでした。

追う側が追われる前に

相手のスマホや位置情報を勝手に見たい。
その気持ちは、私自身がそうだったので、痛いほど分かります。
ただ、踏み込み方しだいでは、確かめたかったあなたが、責められる立場へ入れ替わってしまう。
夫婦でも、その逆転は起こります。
証拠集めや慰謝料、離婚に関わる部分は、探偵や弁護士といったプロへ。
遠回りに見えて、それが自分を守る近道です。

数字を知っても答えは出ない理由

そうして確信したあと、あのパーセントは、私を助けてくれたでしょうか。
答えは、いいえ、です。

最終的に妻が認めた期間は、約10年でした。
相手も、ひとりではありません。
そのいきさつは、GPSで気づいてしまった日の話に書いています。

その10年のあいだ、私は世間の数字の外側にいたつもりでいました
ここで書いておきたいのは、そこです。
何人に1人と言われても、うちは違うと思っていました。
そう思っていられたのは、ただ知らなかっただけだったのです。

そして、いちばん正直なことを書きます。
あれから時間が経った今も、私はこの選択が正しかったのか、答えが出ていません
離婚もせず、妻は今も、私の隣にいます。
浮気率を調べていた頃の私は、数字さえ分かれば何かがはっきりすると思っていた。
でも、本当に向き合わなければならなかったのは、数字ではなく、この答えの出ない毎日のほうでした。

!知ったあとに残るもの

半年だと思っていたものが、約10年。
数字がはっきりするほど、私はむしろ壊れていきました。
世の中の浮気率が何パーセントであろうと、その数字は、この痛みを一ミリも軽くしてはくれません。
だからどうか、数字を調べることを、心の準備の代わりにしないでください。
備えるべきは、知ったあとの、自分の心のほうです。

数字に振り回されないための考え方

最後に、浮気率を調べている今のあなたへ、遠回りした私から、ひとつだけ。
パーセントは、あなたの家を測る物差しにはなりません。
世の中の割合がどれだけ低くても、起きていることは起きているのです。
逆に、どれだけ高くても、あなたの隣で何も起きていないなら、それはゼロになります。
だから、他人の数字で気持ちを揺らすより、自分の家で起きていることだけを静かに見てほしいんです。

もし、小さな違和感が一本の線に見えはじめているなら、数字を見るのは、いったんやめていいと思います。
そのうえで、自分の状況のほうを、静かに整理してみてください。
私が遠回りして学んだことを、チェックの形にしました。

  • いつから、何が、どう変わったのかを、日付とともに書き出したか
  • ひとつの変化だけで決めず、複数の事実の重なりで見ているか
  • 勢いや怒りのまま、問い詰めようとしていないか
  • 確かめ方が、法律に触れないかを先に確かめたか
  • ひとりで抱えず、相談できる先を思い浮かべられているか

頭の中だけだと、不安が勝手にふくらんで、かえって何も見えなくなります。
そして、本当に必要な段階になったら、探偵や弁護士、心がつらいときは公的な相談窓口を、ためらわず頼ってください。

数字に使った時間

私が数字を調べるのに費やした時間は、正直、あまり役に立ちませんでした。
低い数字を見て安心したくて、確かめるのが怖くて、遠回りをしていただけだったと、今は思います。
あなたには、その時間を、目の前の暮らしと、これからの自分のために使ってほしいんです。

あなたへの手紙

ここまで読んでくれて、本当にありがとうございます。
既婚女性の浮気率は、調べ方ひとつで大きく変わる、あてにしすぎてはいけない数字です。
世間の割合は、あなたの家では何も測ってくれません。
答えは、統計の中ではなく、あなたの隣にあります。
数字に振り回されず、目の前の暮らしを、どうか大切にしてください。

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